大学院では、授業は演習形式のものが中心となり、一人ひとりの主体的な参加が強く求められます。
なぜ自分がその研究をするのか?繰り返し自らに問うて問題意識を磨き、歴史で論文を書くという強い気持ちを持った人が門を敲いてくださることを願っています。
大学院進学を希望する人へ
大学院進学を希望する人はこちら(入試情報等)を参照してください。
教員の研究テーマと自身の関心領域が合っていることを確認し、できるだけ早期に、具体的な研究計画を練ってください。
また当然ながら、試験に合格いただくことが全ての大前提ですから、受験に必要な基礎的な勉強もしっかりと行ってください。
外国人研究生の受け入れを希望する人へ
外国人研究生としての受け入れを希望する人は手続きがありますので、こちらを参照の上、事前に履歴のほか、研究計画、大学院進学希望の有無などについてお知らせください。
なお、近代日本の研究においては、授業内及び論文作成時に近代文語文および旧漢字(繁体字)を使用した文書を多数読解する必要があり、通常の日本語能力以外の勉強が求められます。あらかじめご理解ください。
参考文献
教員の研究テーマと自身の関心領域が合っているかどうかを理解するために、また、設定した研究課題が分野の最新動向を踏まえたものであるかどうかを知るために、以下の文献についてはあらかじめ目を通していただくことを強く勧めます。
- 長尾宗典『〈憧憬〉の明治精神史―高山樗牛・姉崎嘲風の時代』(ぺりかん社、2016年)
※本書のもとになった博士論文はつくばリポジトリでインターネット公開しています。 - 長尾宗典『帝国図書館―近代日本の「知」の物語』(中央公論新社、2023年)
- 山口輝臣・福家崇洋『思想史講義』全4冊(筑摩書房、2022年~2023年)
- 岩城卓二 [ほか] 編『論点・日本史学』(ミネルヴァ書房、2022年)
※とくに近代以降の各項 - 中野目徹編『近代日本の思想をさぐる―研究のための15の視角』(吉川弘文館、2018年)
- 河野有理編『近代日本政治思想史―荻生徂徠から網野善彦まで』(ナカニシヤ出版、2014年)
- 苅部直 [ほか] 編集委員『日本思想史講座』第4巻(近代)(ぺりかん社、2013年)
- 古田島洋介『日本近代史を学ぶための文語文入門』(吉川弘文館、2013年)
- 有山輝雄・竹山昭子『メディア史を学ぶ人のために』(世界思想社、2004年)
- 永嶺重敏『雑誌と読者の近代』(日本エディタースクール出版部、1997年) ※2004年オンデマンド版
- 色川大吉『明治の文化』(岩波書店、1970年) ※2007年、岩波現代文庫