以前、個人的に作成し、Researchmapに公開していたものですが、こちらで公開します。

2016年4月1日作成
2023年4月17日更新

国立国会図書館は、リサーチ・ナビというページで、職員が日々の業務の中で蓄積した、特定テーマ(トピック)の調べものに役立つ資料や調べ方のノウハウを提供しています。

リサーチナビバナー

http://rnavi.ndl.go.jp/rnavi/

リサーチ・ナビでは、メニューから主題(法律、 経済や人文系、自然科学) ごとに調べ方を検索できますが、そのなかから日本の近現代史の研究に活用できそうなものを特にピックアップしました。URLをクリックしてください。

 

Ⅰ 「調べ方案内」

 

1.文献探索

日本近代史に関する本や雑誌記事は、図書館のOPACからキーワード検索で探す方法がありますが、それ以外にも方法があります。以下の「調べ方案内」が参考になります。専門的な論文は、『日本歴史』『日本史研究』『史学雑誌』『歴史学研究』『歴史評論』などのジャーナルに掲載されています。

 

1-1.文献をさがす(一般図書・記事等)
1-2.文献をさがす(専門論文・専門書・参考図書)
1-3 全文検索で探す方法

情報環境の発展により、国立国会図書館デジタルコレクションでも全文検索ができる範囲が拡大しました。それに対応した調べ方案内も作成されています。

2.史料(資料)を探す

 

2-1.一次史料

日本近代政治史研究の基礎となる政治家や官僚が残した手紙や日記などの一次史料の多くはNDLの憲政資料室に所蔵され、利用に供されています。

また、戦前の国の公文書は国立公文書館や外務省外交史料館、防衛省防衛研究所、宮内公文書館等に保管されており、所定の手続きの上で利用ができますが、旧外地官庁の資料などは少し特殊な調べ方が必要になります。

2-2. 新聞

新聞史料は、NDL新聞資料室で閲覧が可能ですが、戦前の全ての新聞を所蔵しているわけではありません。東京大学の明治新聞雑誌文庫ほかの機関で閲覧する必要があるものもあります。

なお新聞の紙面の史料批判には、あわせて社史などの検討も必要なことは言うまでもありません。

2-3.雑誌

NDLでは、戦前の雑誌の所蔵は網羅的にはありません。公共図書館でも持っていないことが多く、探し方には工夫が必要です。また、雑誌が見つかっても、目当ての記事がどの号に載っているか調べてから雑誌を閲覧する必要があります。その場合は総目次があるものであれば、有効活用します。

2-4.図書
2-5.法令

3.人物を調べる

ある人物について調べる場合、ネットで検索したり、人名事典や『国史大辞典』などの歴史事典でもある程度の事柄はわかりますが、少し突っ込んで詳しく調べる必要が出てきたら、伝記なども探す必要があります。どんな顔だったのか肖像を知りたい場合も、ネットでは見つからない場合が多く、以下の調べ方を試す必要があります。

 

Ⅱ テーマ別データベース

Ⅲ その他

筆やペンで書かれた一次史料を読むための「くずし字」については以下のガイドがあります。