昔の本を読んでいると、旧字体が用いられている場合がある。慣れないと難しく感じるが、わかってしまえば日本の歴史の本を読む幅が大きく広がる(国立国会図書館デジタルコレクションで公開している著作権切れの本の多くも、旧漢字使用である)。

そのような場合にどのように調べる方法があるかをまとめてみた。基本は漢和辞典を調べることだが、それ以外の方法についてまとめる(以前researchmapに掲載していた記事に若干の追加を加えました)。

なお、ちょっとむずかしい漢字の調べ方に関しては、『アジア情報室通報』掲載の以下の記事が、現時点(2019年5月7日)でネットで見られる一番良い紹介だと思われるので、紹介しておく。
漢字の調べ方 (レファレンス事例・ツール紹介(12)):アジア情報室通報 16巻4号
https://rnavi.ndl.go.jp/asia/entry/bulletin16-4-2.php

1.IMEパッドをつかう

パソコンが使えるなら言語バーからIMEパットをクリックして、手書き入力で文字の形をなぞってからググる。という方法があるだろう。

そもそも日本史の人はいろんな手を使っても翻刻できない崩し字をIMEパットで手書き入力して字形を推測するのヒントにするという荒業も使うのであった。

2.iPhoneでもできないか?

できそうである。探したら以下のものがあった。

方法はだいたい似たり寄ったりで、設定>一般>キーボードと進んで、登録されているキーボード(日本語-かな、とか日本語-ローマ字とか)を表示させた後「新しいキーボードを追加」をタップして「中国語(簡体字)」を選択すればOK。

その後入力欄で地球?(言語を意味するのだろうか)のアイコンをタップして中国語入力ができる画面に切り替えると、手書き入力が可能になる。

そのうえで、旧漢字と現行通用の字体を変換してくれるサイトにアクセスして、入力したら、部首や画数から辞書を引くよりは時間の短縮にはなりそうである。

※旧漢字変換のサイトについては、国立国会図書館のリサーチ・ナビのコンテンツ「人文リンク集」の便利ツールから、

Hi!Penpal! 言語学習 新字体>旧字体変換

あたりを使うのがよいのではなかろうか。ほかにも旧漢字、変換などのキーワードで検索するといくつか見つかる。

もちろん、意味や漢字の成り立ちを調べて知っておいたほうが後々には良いことなので、辞書を引くことの大切は少しも変わらないのだけれど、こういう方法も知らないよりは知っていた方が便利かもしれない。