2018年より2022年まで城西国際大学で以下の授業を行ってきました。

城西国際大学 学部科目

国際人文学部国際文化学科において以下の科目を担当していました。

  • アカデミック・スキルズ…大学全体で定められた初年次の共通科目
  • 歴史・文化の視点…歴史学の研究を進める上で理解しておくべき基礎的な事項について、日本史学の領域を中心に講義形式で説明
  • 日本の歴史A…日本の前近代史についてテーマごとに概説
  • 日本の歴史B …日本の近・現代史(明治~平成まで)の展開について、政治史を中心に概説
  • 日本文化論…明治以降の日本文化論の代表的作品と内容について、 時代背景とともに解説
  • 国際文化演習…いわゆるゼミです。学生の発表を主体として、日本近代史を中心に、日本の歴史を学んでいくための文献読解・史料読解を進めていきます。
  • 基礎演習A・B … 学科必修の初年次科目。大学での学習に必要な基本的なスキルを講義形式で解説するとともに、日本語によるレポートの書き方について指導
  • 文化交流史(日本:欧米)… 幕末から明治・大正にかけての日本と欧米の文化交流の歴史を、人物中心に学ぶ。2018年度は日本から欧米に渡った留学生の歴史を取り上げました。
  • 国際文化研修(国内)…2018年度は、国際文化学科の学生とともに、古都である京都・奈良方面の実地見学を行いながら、国際的な文化交流の歴史について考えました。

城西国際大学 大学院科目

大学院人文科学研究科博士課程比較文化専攻において以下の科目を担当していました。

  • 国際日本学研究指導

大学院人文科学研究科修士課程国際文化専攻において以下の科目を担当していました。

  • 国際文化基礎論(研究/調査法)
  • 日本文化演習(歴史)
  • 日本文化研究(歴史)

学部ゼミ(国際文化演習)

国際文化学科の3、4年生を対象として、「近代日本の思想と文化」をテーマに、2019年~2022年にかけて開講しました。

明治時代を中心に、研究動向について文献を読みながら把握することと、共通の史料を読み、一つ一つの事柄を調べ、確認しながら理解を深めていくということを進めてきました。共通の史料として久米邦武編の『米欧回覧実記』を1巻ずつ、分担して読み進めました。

2020年度はオンライン授業で福澤諭吉『学問のすゝめ』を読解しました。 2021年度~2022年度は、論文作成のためのスキル修得につとめ、渋沢栄一の国際協調に関する論文を読みました。

大学院ゼミ

修士課程国際文化専攻では、2018年度~2022年度まで「日本文化演習a(歴史)」としてゼミを開講しました。演習では、学生の発表を主体として、史料や研究文献の読解、修士論文作成の基礎となる先行研究の分析に取り組みました。また博士課程では論文指導に取り組みました。

ゼミ生たちの研究テーマ(修了生・卒業生を含む)

大学院博士課程

  • 近代日本における漢学団体の動向
  • 清末の外交使節と日本との比較
  • 新聞論調に見る日本人の中国イメージ

大学院修士課程

  • 日本における「トイレ観」の変遷
  • 近現代日本の道徳教育の変遷―小、中学校の道徳教科書を中心に―
  • 井上円了の妖怪学と『天狗論』 ―日本における妖怪文化の特質―
  • 『菊と刀』中日訳本に関する対照研究―文化コンテキストの適応理論に基づく―
  • 近代日本の軍国主義思想の形成について
  • 吉川幸次郎から見た中国——「遊華記録」を中心に

学部生(卒論)

  • 日本の洋装化における男女の差から見る思想―大正時代を中心に―
  • 東郷平八郎が「軍神」と言われる理由
  • 西郷隆盛により創立された天皇像
  • 明治日本の知識のつなぎ手―雑誌『太陽』のドイツ紹介記事を中心にして―
  • 土方歳三イメージの変遷―明治から令和へ―
  • 日本の図書館の歴史について
  • 美術から見る明治時代の日本と西洋の関係
  • 伊達順之助論―なぜ中国人に帰化してまで日中提携を目指したのか―
  • 張謇は日本で何を見たのか
  • 明治の道徳教育における儒教の影響―国民の道徳教育を中心に―
  • ベトナムにおける儒教の歴史
  • 野村胡堂の文学観と明治維新観―小説『戊辰戦役』を中心に―
  • 義民・佐倉惣五郎の伝承―明治・大正期の顕彰活動を中心に―
  • 和菓子の歴史について―明治時代から大正時代を中心に―
  • 戦時中の美術―展覧会から見た昭和前期日本の戦争画―
  • 稲盛和夫の経営思想
  • 嘉納治五郎の清代中国教育への影響―留学生に関する意見を中心として―
  • 近現代の古都・京都における観光の歩み-1930年代からの展開とその後の発展-
  • 渋沢栄一の近代日本への貢献―「論語と算盤」を中心に―
  • 『日本国志』から見る黄遵憲の考え
  • コンテンツ創作と歴史との関係性
  • 明治期東京の肉食文化と肉食観
  • 茨城県と特攻隊―部隊設立の背景と地域の関わりを中心に―
  • シドニー・ギューリック『日本人の進化』に関する研究―第5章・第8章を中心に―
  • 『週刊少年ジャンプ』の研究―1980年代から1990年代の黄金時代―
  • 日本の金融史とキャッシュレス化が進んだ後の人々の暮らしについて
  • 甲斐庄楠音の研究
  • 日本の美意識の移り変わり−化粧文化とネイルアートを中心に−
  • 明治初期における「神仏分離」の研究―千葉県下の廃仏毀釈運動の展開もふまえて―
  • 国道の誕生―明治から昭和にかけて―

その他 非常勤担当科目

  • 図書・図書館史(白百合女子大学)
  • 日本史特講(駒澤大学)